レーザーディスクの保存期限とデータを移す方法
DVD、Blu-ray、クラウドストレージの普及により、レーザーディスクにデータを残す機会も無くなりました。ただ、レーザーディスクは保存期限があり、放っておくと過去のデータが消えてしまう恐れも。この記事ではレーザーディスクの保存期限やデータを移す方法などをご紹介していきます。
レーザーディスクの保管期限は?
レーザーディスクには保管期限があります。「半永久的にデータを保存できるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、ディスクの劣化を進める紫外線や湿気などの対策をし、良い状態で保管していても最長で30年ほどしか保存できず、それ以上はいつデータが消えてもおかしくないそうです。さらにいうと、日本は地震を始めとした災害が多い国ですから、そういった事態に直面した際にディスクが傷付き、データが消えてしまうことも十分起こり得るのです。
レーザーディスクは生産が終了している!
最後までレーザーディスクを生産していたパイオニア株式会社は、2009年に生産の終了を発表しています。当然補償も終了しているため、一度データが消えてしまうと、取り戻すことは難しいのかもしれません。
このようなことから、自宅にレーザーディスクがある方は、今のうちにデータを移行することをおすすめします。
データを移行する方法は?
レーザーディスクのデータを守るためには、DVDやBlu-rayなどにダビングする必要があります。ただし、レーザーディスクプレーヤーもレーザーディスクと同時期に販売終了しており、今現在新品で購入するとなると10万円以上かかってしまうことも・・・。多くのレーザーディスクを所有する場合にはご自身でプレーヤーを購入する手もありますが、少量である場合にはデータ移行を専門とする業者にお願いした方が良いかもしれません。いずれにせよ万が一が起こってからでは遅いため、大切なデータがある場合にはなるべく早めに移行しておくようにしましょう。
ちなみにクラウドストレージはセキュリティが万全とは言えないものもあるため、一概にこれらのサービスが良いとは言えません。しかしながら、レーザーディスクなどの媒体を介すことなくデータが保存できるため、災害などが心配な方は、こういったサービスも利用しておいた方が良いのかもしれません。
まとめ
レーザーディスクの寿命は最長でも30年程度と言われており、既に生産が終了しているため、データが消えた場合は、取り戻すことは難しいかもしれません。レーザーディスクプレーヤーを購入して自力でデータを移行するか、業者にお願いするなどして、早めにデータの保護に努めることをおすすめしますよ。