レーザーディスクの特徴を紹介! 輝く大判ディスクの知られざる秘密とは?
皆さんは「レーザーディスク」という商品をご存じですか?今では耳にする機会が減ってしまったレーザーディスクですが、発売当初は一部の方から絶大な人気を誇っていました。今やDVDなどに座を譲ってしまったレーザーディスクではありますが、どのような特徴があったのかを紹介していきます。様々な歴史のある商品について時代の流れとともに学んでいきましょう!
①レーザーディスクの特徴:2時間も録画をすることができる記録媒体
レーザーディスクは最大2時間者録画をすることができる記録媒体でした。当時、映像を記録することができる媒体は多くなく、現代では有名になったUSBが誕生してからわずか2年後に誕生したのがレーザーディスクです。USBが浸透していなかった時代に新しい記録媒体としてある程度の知名度を誇り、一部のマニアからはかなりの人気を博していました。
当時は、DVDはもちろんビデオテープも登場していない時代だったので、映像を記録できるメディアとしては非常に優秀な部類でした。
②レーザーディスクの特徴:高画質の映像を保存することができた
レーザーディスクの大きな特徴として「高画質の映像を保存することができる」ということが挙げられます。こちらも現代との比較になりますが、現代では高画質な映像が見られることが当たり前で、画質が悪いとクレームにつながるほど、メディアが成長しました。しかし、当時はそこまで大容量の情報を保存できる記録媒体が存在していなかったため、高画質な映像を楽しむことができたレーザーディスクは、画質を重視する方からは好評でした。
現在では廃版となってしまったレーザーディスクですが、一部の方々からの人気もあり2007年までは製造が続けられていました。
③レーザーディスクの特徴:昔はカラオケでも利用されていた
レーザーディスクはカラオケでも利用されていました。今でもカラオケは人気の娯楽ですが、タッチパネルで曲を選択すると自動的に音楽や映像が流れる「通信方式」のカラオケマシンがほぼ全てを占めています。
しかし、昔は高画質の映像を保存することができるという利点を生かして、レーザーディスクでのカラオケも利用されていました。アーティストの出演映像を利用することができるため、オリジナルのPV・楽曲などの制作に役立ったのです。
ただ、高画質な映像を楽しむことができたレーザーディスクのカラオケにも弱点がありました。それは「最新曲を導入することができない」ということです。現在は通信方式なのでデータを入れるだけで最新の曲もカバーすることができますが、レーザーディスクの場合、いちいちレーザーディスクをお店まで届けないと新曲を追加することができなかったのです。この大きな弱点が理由で、レーザーディスクはカラオケ業界から姿を消すことになってしまったのです。
④レーザーディスクの特徴⑤:実はDVDより画質が良い場合もある
実はレーザーディスクの方がDVDよりも画質が良いことがあります。DVDの映像圧縮方法に左右されますが、中にはレーザーディスクの方が映像の質が良い場合もあります。これこそが、最近までレーザーディスクの人気が高かった理由であり、廃版を惜しむ方々の気持ちも納得ができます。
まとめ
今回はレーザーディスクの特徴について紹介しました。直径が30cmと非常に大きく、スマホ1つで映画も見られる現代では邪魔に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、昔ながらの良さやレーザーディスクの特徴も相まって、廃版となった今でもたくさんの方に愛用されています。ぜひ、皆さんもレーザーディスクの魅力に触れてみませんか?