レーザーディスクとは?
現代はDVDのレンタルや有料動画配信サービスなどを利用して、閲覧することが一般的になりました。ほんの少し前まではDVDをレンタルをする為に出かけなければ、映画を見ることもできなかったのです。

しかし、今から30年以上前、1980年6月に国内で誕生したレーザーディスク(LD)というものが存在していました。
どういったものかというと、ビデオテープ→レーザーディスク→DVDの時代の中でちょっぴり人気があったようです。

当時のレーザーディスクを知っているようで知っていない人たちも多いのではないでしょうか?
あまり知られていないレーザーデスクについて、当時の魅力を掘り起こしていきます。

見た目はDVDディスクをひとまわり大きくしたサイズ(直径30センチ)
印象に残りそうなサイズではありますが、市場に販売したことで決定的に売れなかった理由があります。

それは 「レンタルの禁止」 であったとされています。

当時は、動画を視聴するためにソフトの購入が一般的だったそうです。
ソフトの製造の需要が増えていたことで、当然、レーザーディスク(本体)を買い求める人も急増します。
しかし、需要と供給が追いつけない状態の格差が広がりました。。
製造したレーザーディスクを販売しても瞬く間に完売してしまい、供給が追いつけない状態が数年ほど続いたようです。

こういった状況が続いていた時に1996年DVDがが登場することになったのです。
ここから先は、想像通りです。
DVDはレーザーディスクよりもコンパクトであり、一時停止がいつでもできます。また、視聴できる時間もレーザーディスクよりも長く、価格帯も2000円ほど安く提供できていたようです。

一方、レーザーディスクはDVDよりもひとまわり大きなディスクサイズで、一時停止も好きなタイミングでできず、価格帯も2000円ほど高値だったことから、全てにおいてDVDよりも価値が下回る傾向になっていたそうです。
そこからの発展はなくなりました。

しかし、DVDよりも先駆けしたレーザーディスクには、あだ名が付いていました。
それが「絵の出るレコード」というあだ名でいっときのスター製品として、当時は画期的な製品だったことが分かっています。

2021年になってもDVDは私たちの身近に存在しています。
レーザーディスクは、短い間でしたが、いっときの時代に歴史に深く爪痕を残せていることでしょう。ソフトや本体を所有している方、またはリサイクルショップなどで見かけた際は、もう2度と手に入らないと思われるので、ぜひ購入しておきたい。